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2021.10.29

痛みとは。

パーソナルジムナインの中村です。

今回は「痛み」についてです。

痛みというのは非常に難しく、原因を断定させることは簡単ではありません。

どのように改善に向かうのか、私の考えを書いていこうと思います。

①痛みの箇所に原因はない。
②幹部の張りを緩和させる。
③機能していない箇所のアクティベートする。
④機能を理解し、動きの改善。
⑤自動化させる。


❶痛みの箇所に原因はない。

ほとんどの方が幹部に原因があると考えると思いますが、幹部はあくまで被害者であって、加害書は別にいるということです。

他の箇所がタイトだったり、逆に機能していなかったりと非常に複雑です。

トレーニングフォームや、筋力チェックで一つ一つ見ていく必要があります。

接骨院などにいくと、「ここが硬いからですね。」と言われることが多いと思いますが、なぜ硬くなるのかというところまでは探ってくれません。

その「なぜ」がとても重要なんです。

肩が痛いという原因の一つが、足にあることもありますし、体幹部にあることもあります。
また、その箇所の動かし方に問題があることもあります。

原因は一つではないのが難しいところです。

生活習慣に問題があることもあります。
・糖質の過剰摂取
・睡眠不足
・栄養不足
・アルコール
・ストレス
・皮膚の乾燥
など。

原因を一つに絞らず、様々な角度からアプローチしていくことが大事です。


(余談ですが、幹部を一度押した後に嫌いな匂いを嗅ぎ、再度幹部を押すと痛みが増します。逆に好きな匂いを嗅いだあとに押すと、痛みが減るといったテストがあります。
このように、情動的な要員からも痛みというものは反応をするのです。)



❷幹部の張りを緩和させる。

幹部に原因がないと書きました。

とは言え、幹部の張りをとる必要はありますのでマッサージやストレッチでトーンを落とします。
(幹部に触らない方が良いケースもあります。)


❸機能していない箇所のアクティベート

痛みを感じている場合、別の箇所が上手く機能していないことが多いです。
さらに上手く機能していないことにも理由があります。

(例えば、
肩が痛い→
肩甲骨がうまく動いていないから→
それは背中の筋肉が機能せず一つの筋肉に集中しているから→
それは、、、
といったように。)

筋力チェックを行い、ある程度仮説をたててアクティベートしていきます。
それで少しでも痛みの変化があれば続けていきます。

反応が良くなければ、別の箇所からアプローチをします。
これを繰り返しながら活性化してほしい箇所のアクティベートを行います。


❹機能を理解し、動きの改善。

機能を理解するのは簡単ではないですが、少しづつ理解を深める必要があります。
自分の体を動かすのは自分なので、ご自身での理解が非常に重要です。
(もちろんご説明いたします。)

例えば、
肩関節の外転・内転(手を体の横を通して上下させる動作)の際には、肩甲骨が一緒に動く必要があります。
しかし、肩甲骨の動きが悪いと肩の筋肉で無理に引き上げたり、首の筋肉が過度に働いてしまいます。

といったようなことを少しづつ頭でも理解していくことが大切だと考えます。

体は非常に複雑なのでとても難しいです。私でも分からないことや、理解できないこともありますが、今までより少しでも体と向き合うことが動きの改善には必要です。

適切な動きを覚えて繰り返しながら、インプットしていきます。

インプット時も、ゆっくり、負荷をかけながら、速く、などと段階を経て行います。


❺自動化させる。

これが一番難しいのですが、普段の生活や、スポーツ時に一回一回意識して体を動かすわけにはいきませんので、意識をせず適切な動作が行えるようになるのが理想です。

そのためには、何度も反復して練習する必要があります。
すぐにできるよになる場合もあれば、時間がかかる場合もあります。

頻度も多い方が体の学習も早いですし、改善に対する本気度も非常に重要となってきますね。

この❶〜❺を必要に応じて繰り返し改善を目指します。
(❷に戻ったり❸に戻ったり)



◆まとめ◆

少し難しく書きましたが、

●痛みというのは原因が一つではない
●理解が必要
●本当の改善には本気で取り組む必要がある

ということをお伝えしたく「痛み」をテーマにしてみました。



症状によっては、病院での治療が必要になるケースもありますので(手術など)、診察していただくことをお勧めする場合もあります。

その他、私の専門外の領域に関しては外部への紹介もさせていただきます。


みなさんが運動を通して体への理解を深め、より良い生活を送れるようサポートさせていただきますので、ぜひ一緒にトレーニングをしましょう!

以上、痛みについてでした。





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