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2021.05.28

アスリートのためのトレーニングとは。

Personal Gym NINEの中村です。

トレーニングといっても様々で、目的によって何をするかは異なってきます。

ボディメイクのように、見た目にアプローチするのであればターゲットとなる部位(特に単一部位)にどれだけ適切に刺激を与えられるかということがメインテーマとなります。

しかし、運動のパフォーマンスをあげるということが目的となると種目や方法、また同じ種目であっても意識することが大きく変わってきます。

ですので、SNSでトレーニング動画などを見て、何を目的としているかを考えずに、
「このトレーニングは間違ってる」「フォームが悪い」などというのはナンセンスはわけです。

逆に、映像を見て同じことをやるだけでは全く意味がないともいえます。



ということを前提に、今回はアスリートのトレーニングの本質は何なのかということについて簡単に私の考えを書きたいと思います。


①思ったように自分の体を動かせるようにする。
②運動を物理的に理解する。
③感覚やセンスは後天的。練習でどうにでも向上する。



①思ったように自分の体を動かせるようにする。

①〜③まで書きましたが、①が一番のテーマとなります。

「この動きをやろう」と思って一生懸命練習していてもイメージを実際の動きが違ってしまっては全く意味をなしません。

例えば、ペットボトルの水を飲もうとしたらほぼ間違いなく成功すると思います。
水を飲むということが、
キャップを開けて、口に運んで、ボトルを傾ける、という動作だとしたら、
キャップを逆に捻ったり、頭に運んだり、逆さにしたりしないはずです。

しかし、スポーツにおいては「水が飲めていない」ということが多く起こっているわけです。

その大きな原因として、「目に見えていないスペースの認識のズレ」があげられます。

あらゆるスポーツにおいて、動作を行う箇所へ視覚的に確認できるほどの余裕はないので、先程の「水が飲めない」という現象が起こります。

例えば、私はバスケットボールをやっていますが、シュートの際、ボールを構える位置がイメージとずれた状態のまま動作を繰り返していると、その動作練習は非常に非効率的なものとなってしまいます。

ゴルフや野球などの道具を扱うスポーツでは、より目に見えていないスペースで構えてから動作を行うので、イメージと実際の体の動きや道具の動きに差が生まれやすい種目でもあります。

ですのでまずは、目を閉じて両手を真横にあげられるかどうか、と言ったようなすごく簡単な動作の訓練から行っていくことが有効です。

そこから、肩関節を軸に腕を時計の針に見立てて、思った通りの時刻に向けられるか、などと発展させていきます。

こういった自分の体を知るという作業の積み重ねが、「思った通りに動かせる」ということに繋がっていきます。



②運動を物理的に理解する

これは、物理の話になりますが運動を行う上で必ず何かしらの作用が働いていてそこには絶対的な理由があります。

それを理解しているのとしていないのでは、体の使い方、イメージが全く変わってきます。

実際に、私は22歳〜26歳の間は週4回バスケットの練習をしていましたが、現在では独立をして時間を取るのも難しくなって週1回(多くて2回)の練習となっています。

しかし、知識の量がそのころと比べて違うので、週1回の今の方が上達のスピードが圧倒的に違います。

知識がないとイメージできる範囲や意識することの引き出しが狭すぎるので、上達スピードに限界がきてしまいます。

(当時の自分は、何を考えて練習をしていたんだろうか、、、)


例えば、スクワット動作をバイオメカニクスの観点から見ると、
「下肢の関節を屈曲伸展させて、重心を上下させる運動」ということができます。

そこでは、
①慣性の法則
②力の公式 F=ma
③作用反作用の法則
を使ってスクワットを考えることができます。

みなさん覚えていますか?
この3つは高校1年性でやるみたいですね。
私は大人になってから勉強しました笑

このような物理的な観点から運動を理解をしていくと、体を横に移動させる、飛ぶ、止まるということがどういうことなのかをイメージしやすくなり、動作レベルの向上に繋がります。


例えば、バスケットのシュートを打つ時に、地面からの反力をボールに伝えることがポイントなのですが、その理解がないとどこでどういう力を入れたら良いかが分からないということになります。

物理を理解する→イメージして体で表現する→繰り返し訓練する

という作業が技術向上の近道となります。


ただ見たのもを真似する、言われたことをやる。だけでは、渋滞した下道を走っているようなものです。高速道路を見つけて爆走しましょう。



感覚やセンスは後天的。練習でどうにでも向上する。

よく、「もともとセンスがいいから」「運動神経いいよね」という言葉を耳にすることがあると思います。

もちろん少なからず生まれ持った感覚やセンスはあるとは思いますが、生まれた後でも十分にそれを上回れる程度のものだと考えています。
(身長や骨格は生まれ持った才能といえる思います。)

なので、運動センスがない、運動神経が悪い、と決めつけずに知識を身につけ頭を使い賢く競技練習やトレーニングを行ってみてはいかがでしょうか。

もっともっと運動が楽しくなるはずです。
(少なからず私はそうなりました。笑)


たまにいますよね、何にも考えてないでなんでもできてしまう人。
羨ましい限りです。

でも、最後には知識をもって考える人が勝つんです。

では、なにをすればいいの?
となると思います。

私と一緒にトレーニングをしましょう!



以上、私が考えるパフォーマンス向上のための考え方でした!


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